全ての恐怖を幸せに変えたたった一つの方法: 自らの不幸を一つ残らず克服した私が選んだたった一つの道 ラフとの会話 (聖怜文庫)

まず作者の方にお礼を言いたいです。この金額でこの様なわかりやすく、内容の濃い書籍を世に送り出していただきありがとうございます。「スピリチュアルの世界」は、自分にとってとても興味のある世界です。そして常に気になっている部分もたくさんあります。勉強したい、講演会に話を聞きに行ってみたい、と思って周りにいる人を見てみると「スピリチュアル」を声高に話している人たちの多くにはある共通している気持ちの悪い違和感があり、そこで勉強意欲が失せ、正直あまり近づきたくありませんでした。やがてその気持の悪い違和感そのものが「スピリチュアルの世界なんだ」と認識するようになっていました。しかし書籍を読んでいく内に「そうじゃないんだ！そういうものの多くは”スピリチュアルごっこ”している人だから違和感があったんだ」と気付くことができました。これはとても大きな収穫でした。このあたりのお話は「スピリチュアルの世界が好きな人であればぜひ刮目して読んでいただきたい所だな」と切に願う部分です。これ以上書くとネタバレと、私の主観が入っていきそうなのでここで終わりますが、よくある「ふわっとしたスピリチュアルの世界」「掴みどころがないスピリチュアルの世界」を紐解いたものではなく、かなり明確にこのテーマについて書かれています。文章も軽快で読みやすく、私の中では久々の二重丸書籍です。