文系女子のためのはじめての日商簿記3級 合格テキスト＆仕訳徹底マスター問題集 第3版 文系女子シリーズ

母と娘が店を開くという設定で少しづつ取引を紹介していき、それに合わせて取引に必要な勘定科目を徐々に導入してく形式の本。会社の仕組みや取引の説明が丁寧なため、仕訳の意味や各勘定科目の役割がわかりやすかった。各種帳簿が何のために存在するのかもすっきり理解できた。決算の説明はページ数の関係から記述が慌ただしくなっているような感じがして、勘定科目と帳簿の章ほどには頭に入ってこなかった。独学していて有名なテキストで行き詰まっている人は本書を試してみるといい。誤植が多いものの、致命的と言えるような誤植は数えるほどしかなく、説明の解りやすさは飛び抜けている。