十代目金原亭馬生 噺と酒と江戸の粋
著者 石井 徹也
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本のタイトル : 十代目金原亭馬生 噺と酒と江戸の粋
平均的な顧客フィードバック : 4.5 5つ星のうち 8 カスタマーレビュー
ファイル名 : 十代目金原亭馬生-噺と酒と江戸の粋.pdf
ファイルサイズ : 22.02 MB
以下は 十代目金原亭馬生 噺と酒と江戸の粋 の最も正直なレビューです。 この本を読んだり購入したりする場合は、これを検討してください。
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馬生師匠を最初に聞いたのは、何年まえだったか記憶ははっきりしないが、ＮＨＫで「目黒のさんま」をＴＶで見たのが最も印象深い。最晩年で声にも力が無くなってしまった映像（だいぶ後になって収録年度を知ったのだが）が、なんとも言いようのない心地よさを感じさせて、以来ずっと馬生師匠が一番自分の好みになっている。その後、中野翠さんの本や、志らく師匠の本を読んで「そうそう」と1人で相槌をうっていた。一方で志ん朝師匠は、あんなに沢山の人がいろいろ書いているのに、なんで馬生師匠について書かれた本がない！と思っていた矢先、本書に出会った。馬生師匠については「出来不出来が大きく評価されにくいのが原因」と志らく師匠が書いているのに尽きると思うが、自分としては「何事も言葉に出してしまうより、自分の中にまず溶け込ませてしまう人柄があるのだな」と感じた。ＤＶＤも出たことだし、志らく師匠に全演目の解説本をぜひお願いします。（できればＮＨＫの映像と、まだあるであろう落語研究会のものも早く出してほしい）
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